ペットたちは自分では歯を磨くことができません。野生動物は、獲物の肉を食べる際、骨や皮などを食いちぎることで自然と歯磨きの効果を得ていましたが、飼育されたことで捕食する必要がなくなりました。

そしてペットフードやおやつの多様化により、口腔内に食べ物をとどめておく、咀嚼(そしゃく)するなどの行為が減り、室内飼育や医療の発達により長寿化が進んだことからお口のトラブルが増え、デンタルケアの必要性が求められるようになってきました。歯周病などでペットたちの歯が弱ってしまうと、正常な咀嚼運動ができなくなり、食欲不振などの症状を見せることがあります。また、お口の中のトラブルは全身の健康との繋がりもあると言われています。

飼育下で口腔内の健康を維持するためには、飼主さんによるホームデンタルケアが欠かせないといえるでしょう。
ペットたちが健やかな日々を過ごせるよう飼主さんがサポートしてあげることが大切です。